Education

受講する学生は、履修登録およびTACTへの講義サイトへ登録をお願いいたします。
●講義サイトは各自で登録可能です。
●講義に関する連絡は全てTACTから行います。
●不明な点は担当:出来(deki[at]nagoya-u.jp)までお願いいたします。

  • 社会課題解決とアントレプレナーシップ Social Entrepreneurship

    科目区分 Subject

    現代教養科目(学際・融合系)

    担当教員 Instructor

    光井 將一(ディープテック・シリアルイノベーションセンター)

    開講期 During Semester Periods

    Ⅲ期(春1期) 金曜 2限

    授業の目的 Goals of the Course

    社会課題に焦点を当て、具体的なケースを取り上げながら、学際的かつグローバルに考察する。その上で、アントレプレナーシップによる行動が、どのように新価値を創造し、社会貢献に結び付くのか、分析を通じて学ぶ。

    Focusing on social issues, this course will examine them in an interdisciplinary and global manner, taking up specific cases. Then, students will learn how the actions of entrepreneurs facing social issues create new value and contribute to society.

    授業の達成目標 Objectives of the Course

    ・社会課題を題材として多面的に分析するとともに、グローバルな経済活動全般に関する幅広い知識を習得する ・アントレプレナーシップの概念を理解し、具体的な事例を通じてその重要性を理解する

    授業の内容や構成 Course Content or Plan
      • ガーナの紹介(外務省、JETROなどの資料)
      • 経済・社会環境に関する現実の確認
      • アントレプレナーシップと行動
      • スティーブはどういう人物か?
      • 行動に影響を与えた個人的、経済的要因とは?
      • 事業機会の発見
      • スティーブの起業までのステップは?
      • 倫理と社会的責任
      • ガーナのカカオ製造現場の問題点は?
      • 課題の発見
      • カカオ製造からチョコレート販売までのバリューチェーンは?どこで価値が生まれるのか?
      • グローバルな市場調査の重要性
      • 世界のチョコレート市場動向はどうなっているか?
      • リーダーシップとチームワーク
      • 従業員を尊重し、大切に扱うリーダーシップとは?
      • マーケティング・ブランディング
      • スティーブのダークチョコレートビジネスが成功した要因は?
    成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria

    オンデマンド講義のため、TACT上の小テストで成績を評価する。

  • イノベーション基礎 Introduction to Innovation

    科目区分 Subject

    現代教養科目(学際・融合系)

    担当教員 Instructor

    光井 將一(ディープテック・シリアルイノベーションセンター)

    開講期 During Semester Periods

    Ⅳ期(秋1期) 金曜 2限

    授業の目的 Goals of the Course

    社会がイノベーションによってどのように変わってきたかを理解する。その上で、学際的・総合的な視点から、自分の専門分野の知識やテクノロジーをどう活かし、どのように社会に影響を与えるかを検討する。これにより、未来の社会について深く考察する力を身につける。

    In this course, students will understand how society has been changed by innovation. Then, from an interdisciplinary and comprehensive perspective, examine how to utilize knowledge and technology from your own field of expertise and how it can impact society. In this way, students will acquire the ability to deeply consider the society of the future.

    授業の達成目標 Objectives of the Course

    ・イノベーションとテクノロジーを自分の専門分野に関連付けて広く理解する ・他の分野と連携しながら、未来社会に向けての展望を築く能力を培う ・アントレプレナーシップの重要性を理解する

    授業の内容や構成 Course Content or Plan
      • テクノロジーの定義
      • イノベーションとは何か?
      • 日常生活での使われ方とその功罪は?
      • テクノロジーが生活を効率的にした例
      • 市民がインターネットで医療サービスを利用できるシステム(デンマーク)
      • テクノロジーによって交通渋滞が緩和され、二酸化炭素排出量が削減(スウェーデン)
      • テクノロジーが生産性を高めた例
      • テクノロジーによって情報共有が容易に(コロナ禍のリモートワークツール等)
      • 職場におけるテクノロジーと卓球の組み合わせ(グーグルジャパン)
      • 社会変革をもたらすテクノロジーを適用する際の課題
      • 経済や政治的な障壁
      • テクノロジーの急速な進歩と不具合の発生
      • 新技術の登場によって、人材はどのような役割を果たすのか?
      • イノベーションを起こせる人材の必要性
      • 技術をどのように役立てるかを知る才能と勇気が必要
      • あなたにとってアントレプレナーシップとは?
      • お金とアントレプレナーシップとの結びつきは?
      • 起業家インタビュー記事から概念を抜き出す
      • テクノロジーを用いた社会起業の例
      • 高齢者世代がテクノロジーを受け入れるサポートビジネス
      • Z世代の政治意識を向上させるビジネスリーダーシップとは?
      • 以下の社会課題を解決するためのテクノロジーの活用アイデアを考える
      • 毎日8500万本のペットボトルが捨てられている
      • 30年後の世界的な人口増加と都市人口の集中
    成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria

    オンデマンド講義のため、TACT上の小テストで成績を評価する。

  • シリアル・イノベーション Serial Innovation

    科目区分 Subject

    現代教養科目(学際・融合系)

    担当教員 Instructor

    新村 和大、光井 將一、出来 真斗(ディープテック・シリアルイノベーションセンター)

    開講期 During Semester Periods

    Ⅳ期(秋2期) 金曜 2限

    授業の目的 Goals of the Course

    社会の大きな変容は、イノベーションが連続的に重なり合うことで生じてきた。こうしたイノベーションの前提となる課題発見と解決のための様々な方法を紹介する。その後、グループワークや議論を行うことで手法を理解・体験する。

    Transformations in society have occurred through serial innovations. This course will introduce various methods for discovering and solving problems necessary for such serial innovations. Group work and discussion will be conducted to understand and experience such methods.

    授業の達成目標 Objectives of the Course

    ・イノベーティブなアイデアを生む様々な手法を理解し、実践する ・多様性を受け入れ思考を発展させる幅広い視点を得る ・チームで議論し課題解決の計画を立て発表する

    授業の内容や構成 Course Content or Plan
      • イノベーティブなアイデアを生む様々な手法を理解し、実践する
      • 多様性を受け入れ思考を発展させる幅広い視点を得る
      • チームで議論し課題解決の計画を立て発表する
      • イノベーションとは何か?
      • イノベーションと創造性は関係している?どのように?
      • イノベーションは常に新しい製品やサービスを発明することか?
      • 疑問を持つ心を養う
      • クリティカル思考とはどういうことか?
      • 質問や批判はどのように思考を前進させるのか?
      • イノベーターのように考える実験の力
      • あなたはどの分野にイノベーションを起こしたいですか?
      • 「失敗」ではなく「発見」という概念で捉えよう
      • イノベーティブ思考を誘発する戦略
      • イノベーションがZ世代の中核的価値観であると同意しますか?
      • この戦略を用いて閃いたイノベーションアイデアを共有しよう
      • 非現実的なものを受け入れて、より創造的に考える方法
      • この方法で役立ちそうなヒントを共有しよう
      • 互いに批判するチームダイナミクスを避ける方法
      • ブレインストーミング
      • お金や時間、自然の法則など既成概念にとらわれない発想を生む
      • 思考を緩めて、イノベーティブなアイデアを生み出す
      • 社会課題を解決するためのイノベーティブなアイデアを創出してグループ発表
      • これまで学んだ手法を用いてアイデアを創出
      • グループ発表とフィードバック
    成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria

    論への貢献・発表・レポートを総合して成績を評価する。

  • ベンチャービジネス特論Ⅰ Focus on Venture Business I

    科目区分 Subject

    総合工学科目

    担当教員 Instructor

    出来 真斗

    開講期 During Semester Periods

    春 木曜日 3時限 / 春 木曜日 4時限

    授業の目的 Goals of the Course

    我が国の産業のバックグラウンド又は最先端を担うべきベンチャー企業の層が薄いことは頻繁に指摘される。その原因の一部は、制度の違いによるが、欧米の研究者や大学生との意識の差に起因する所も少なくない。本講座では、「大学の研究」を事業化/起業する際の技術者・研究者と して必要な基本的な知識と目標を明確に教授する。大学の研究成果をベースにした技術開発・事業化、企業内起業やベンチャー起業の実例を示し、研究を生かしたベンチャービジネスを考える。本講義により、起業や特許に対する最低限の知識の習得ともにアントレプレナーマインドの形成が行える。

    People often point out that the layer of startup companies should assume the leading edge is thin. Part of the cause depends on the system, but in many cases, it is due to the difference in perceptions of the entrepreneurship between East and Western researchers. In this course, you study the basic knowledge and goals required as engineers and researchers when commercializing/starting a “university research.” We will show examples of technology development and commercialization based on research results of universities, entrepreneurship in companies and venture startups, and consider venture business utilizing research. Through this lecture, entrepreneurs' mindsets will be formed as well as minimum knowledge of patents.

    授業の達成目標 Objectives of the Course

    我が国の産業のバックグラウンド又は最先端を担うべきベンチャー企業の層が薄いことは頻繁に指摘される。その原因の一部は、制度の違いに よるが、欧米の研究者や大学生との意識の差に起因する所も少なくない。本講座では、「大学の研究」を事業化/起業する際の技術者・研究者と して必要な基本的な知識と目標を明確に教授する。大学の研究成果をベースにした技術開発・事業化、企業内起業やベンチャー起業の実例を示 し、研究を生かしたベンチャービジネスを考える。 本講義により、起業や特許に対する最低限の知識の習得ともにアントレプレナーマインドの形成が行える。

    授業の内容や構成 Course Content or Plan

    我が国のベンチャービジネスの動向や環境を通して、実際に、自身がベンチャービジネスを立ち上げる際に必要なことを考える。

    1. 事業化と起業 なぜベンチャー起業か ---リスクとメリット---
    2. 事業化と起業の知識と準備 ---技術者・研究者として抑えるべきポイント---
    3. 大学の研究から事業化・起業へ ---企業における研究開発の進め方---
    4. 事業化の推進 ---事業化のための様々な交渉と市場調査---
    5. イノベーション論
    6. モビリティ分野の事例
    7. バイオ、医療分野の事例
    8. 電子デバイス分野の事例
    9. 技術マネージメント(特許等)

    まとめ レポートを課すので、講義を受けながら、自身の興味や問題点を抽出して、議論しておくこと。

    成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria

    レポートにより評価する。講義の中の諸問題に対応したスタートアップに関して、その問題点と解決法を理解していることが合格の判断基準となる。レポート内容を総合的に評価し、60点以上を合格とする。新たなビジネスの提案は、高く評価する。

  • ベンチャービジネス特論Ⅱ Focus on Venture Business II

    科目区分 Subject

    総合工学科目

    担当教員 Instructor

    出来 真斗

    開講期 During Semester Periods

    秋 木曜日 3時限 / 秋 木曜日 4時限

    授業の目的 Goals of the Course

    前期のベンチャービジネス特論Iにおいて講義された事業化、企業内起業やベンチャー起業の実例等を参考に、起業化や創業のために必要不可 欠な専門的な知識を公認会計士や中小企業診断士等の専門家を交えて講義し、ベンチャー企業経営に必要な知識の習得を目的とする。受講生 の知識の範囲を考慮した講義を行う予定である。 前半では経営学の基本的知識の起業化への応用と展開についての知識を習得し、後半では、経営戦略、ファイナンスといったMBAで通常講義さ れている内容の基礎を理解する。 本講義は討論形式の講義を行う予定である。 これに伴って履修登録者上限を60名とする。 履修登録者が60名を超えた場合、抽選によって履修者を決定する。※ 履修希望者、はまずはNUCTへ登録すること。 履修者の抽選に関する情報はNUCTの講義サイトから履修希望者へ連絡する。 ※ただし、「未来エレクトロニクス創成加速DII協働大学院プログラム」の履修者は抽選を受けずに履修することができる

    By referring to the examples of commercialization, in-company entrepreneurship and venture entrepreneurship given in the special lecture on venture business I, you study the specialized knowledge necessary for entrepreneurship and start-up from a public accountant, SME consultant, etc. Talks are held with specialists in Japan to acquire the knowledge needed for venture business management. Lectures will be held in a discussion style. As a part of this, the maximum number of registered students will be set at 60. If the number of registered students exceeds 60, students will be selected by lottery. The number of students will be determined by lottery. Students who wish to take this course should first register at NUCT. Information on the lottery will be sent to applicants via the NUCT lecture website. However, students enrolled in the "DII Collaborative Graduate Program for Accelerating Innovation in Future Electronics " may take the course without a lottery.

    授業の達成目標 Objectives of the Course

    前期のベンチャービジネス特論Iにおいて講義された事業化、企業内起業やベンチャー起業の実例等を参考に、起業化や創業のために必要不可 欠な専門的な知識を公認会計士や中小企業診断士等の専門家を交えて講義し、ベンチャー企業経営に必要な知識の習得を目的とする。受講生 の知識の範囲を考慮した講義を行う予定である。 前半では経営学の基本的知識の起業化への応用と展開についての知識を習得し、後半では、経営戦略、ファイナンスといったMBAで通常講義さ れている内容の基礎を理解する。 本講義は討論形式の講義を行う予定である。 これに伴って履修登録者上限を60名とする。 履修登録者が60名を超えた場合、抽選によって履修者を決定する。※ 履修希望者、はまずはNUCTへ登録すること。 履修者の抽選に関する情報はNUCTの講義サイトから履修希望者へ連絡する。 ※ただし、「未来エレクトロニクス創成加速DII協働大学院プログラム」の履修者は抽選を受けずに履修することができる

    授業の内容や構成 Course Content or Plan
    1. 日本経済とベンチャービジネス
    2. ベンチャービジネスの現状
    3. ベンチャーと経営戦略
    4. ベンチャーとマーケッティング戦略
    5. ベンチャーと企業会計
    6. ベンチャーと財務戦略
    7. 事例研究(経営戦略に重点)
    8. 事例研究(マーケッティング戦略に重点)
    9. 事例研究(財務戦略に重点)
    10. 事例研究(資本政策に重点: IPO企業)
    11. ビジネスプラン ビジネス・アイデアと競争優位
    12. ビジネスプラン 収益計画
    13. ビジネスプラン 資金計画
    14. ビジネスプラン ビジネスプランの運用とまとめ
    15. まとめ

    講義内容に関して、様々な文献やネットの情報を調べ、理解しておくことが、今後のビジネスに必要である。

    成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria

    授業中に出題される経済的な課題(テスト:50%)とベンチャービジネスの提案(レポート:50%)によって成績は判断され、ベンチャービジネスの基本的な知識を有することとと講義で取り扱う諸問題を理解していることを合格の基準とする。