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ディープテック・シリアルイノベーションセンターの開所記念式典を開催しました

 東海国立大学機構 名古屋大学は2023年9月11日、4月に設置したディープテック・シリアルイノベーションセンターの開所記念式典を開催しました。 
 
 ディープテック・シリアルイノベーションセンターは、学士課程から博士後期課程まで階層的に、大規模かつ学際的なアントレプレナーシップ教育を行います。アントレプレナーシップ教育は、起業家(アントレプレナー)を育成する教育ともいわれ、近年注目されていますが、センターが行うアントレプレナーシップ教育は単なる起業家育成教育ではなく、企業人、研究者、全ての社会人に必要な基礎力育成を目的としています。 
 
 式典には、文部科学省から池田科学技術・学術政策局産業連携・地域振興課長が出席され、「文部科学省として人類の知を生み出す大学における研究力の強化と起業家人材、事業支援人材の育成に力点をおいて我が国のスタートアップに貢献したい」と祝辞を述べました。 
また、東海国立大学機構の松尾機構長は、「大学が社会課題解決に貢献するためのスタートアップ育成は、極めて重要な大学の使命」と述べ、杉山名古屋大学総長からは、「ディープテック・シリアルイノベーションセンターとTongali(東海地区の大学コンソーシアムによる起業家育成プロジェクト)の両輪でスタートアップを大いに盛り上げて、教育から起業まで支援してほしい」と期待が寄せられました。 
 
 その後、天野浩名古屋大学教授から「何故、今の日本でスタートアップが必要か」、鈴木寛東京大学教授・慶應義塾大学特任教授から「VUCA時代、Dセンター発足への期待」と題した講演があり、その後、宇治原徹センター長を加えた3名でパネルディスカッションが行われました。 
 
 式典には産業界からの来場者もあり、ディープテック・シリアルイノベーションセンターの取組むアントレプレナーシップ教育を知ってもらううえで貴重な機会となりました。